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病理組織検査

生検・手術材料などの組織材料から標本作製と病理学的検査を行います。
病理学的検査は最終判定ともいわれるように病気の本態を明らかにするとともに、治療方針を決定するためにも必要な検査です。

検査の流れ

  • 1受付

    ホルマリン固定検体を病理組織検体として受付を行います。検体と依頼書を照合して、依頼情報を確認し、採番します。

  • 2検体処理

    組織検体から必要な部位を選び、適した大きさに切り出します。必要に応じて再固定、脱脂、脱灰処理を行います。

  • 3パラフィン浸透

    密閉式自動固定包埋装置を使用して組織検体にパラフィンを浸透させます。組織中の水分をパラフィンに置き換えることで、薄切に適した硬さに調整します。

  • 4包埋

    包埋皿に組織検体を載せてパラフィンを流し込み、冷却します。パラフィンが固まったら、包埋皿を取り外して、パラフィンブロックが完成します。

  • 5薄切

    パラフィンブロックをミクロトームで染色に適した厚さに薄く切ります。薄切した切片を水に浮かべ、スライドガラスですくい上げて貼り付けます。

  • 6染色

    ヘマトキシリン・エオジン染色(HE染色)を行います。HE染色は病理組織検査の基本的な染色方法です。

  • 7病理判定

    病理医が依頼情報を基に、HE標本を顕微鏡で観察して病理判定を行います。必要に応じて特殊染色、免疫染色を行います。

検査の種類

表はスクロールできます

  材料 検査方法 所要日数
※状況により前後する場合がございます
備考
病理組織顕微鏡検査 ホルマリン固定組織
(保存:室温)
ヘマトキシリン・エオジン染色 4~7日 3臓器まで
算定出来ます。
標本判定 HE標本
他染色済み標本
(保存:室温)
光学顕微鏡による標本判定 3~5日
ブロック作製 ホルマリン固定組織
(保存:室温)
固定組織をパラフィンブロックまで作製いたします。 3~5日  
未染標本作製
(固定組織)
ホルマリン固定組織
(保存:室温)
固定組織よりパラフィンブロック作製、未染スライド標本作製まで いたします。 3~5日  
未染標本作製
(パラフィンブロック)
パラフィンブロック
(保存:室温)
パラフィンブロックより未染スライド標本 作製いたします。 3~5日  

HE標本

日本セルネットで作製した標本は綺麗であると高評価をいただいております。

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